タイは若いうちに行け
タイに到着!
まず驚くのは、なんていうか、「これでいいのかも」と思わせる自由な感じだよね。
とりあえず、空港で乗ったタクシーの運転手さん。
走り始めと同時に、携帯出して、イヤホンして・・・
動画見てた・・・
しかも、なぜか料理番組。
卵がじゅうじゅう焼けるようすを、後ろの座席から眺めておりました。
普通の生活が、一気にスリリングになる瞬間です。
さらに、道がわかんないからって、車の中に置き去りにされたwww
やっぱり、タイはスパイシーだな、と感じる今日この頃。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
さて、タイといえば。
大学生の頃、同じ人間とは思えない驚異的な感性を持っている友人がおりまして。
大好きすぎるその彼女と2人旅に出かけたことがありました。
行き先は、タイ!
スパイシーナクニ、タイ!
大学生の頃の私は、
「損をしたらいけないんだ」
という一種の「思い込み」を持った、
真面目で、面白みにかける性質を持ち、生きづらさの極致みたいな状態にありました←あ、今は不真面目に生きております。
そんな私の「思い込み」を根底から覆してくれたのが、Mちゃん。
今の私の原材料は、彼女から出来上がっていると言っても過言ではありません。
Mちゃんがいなかったら、今の私はいないだろうなと思うひたすらに尊敬してやまない大好きな友人です。
生まれて初めて
「相手に嫌われても、自分がその人のことを好きだったらいいんじゃね?」
と思わせてくれた人。
そんな彼女との2人旅。
タイは、若いうちに行け
っていうけど、本当にそう。
前述の思い込みを持ち、
騙されちゃダメだ!
損しちゃダメだ!
と思っていた私にとって、タイは衝撃でした。
まず、国民総出で騙してきます。(1998年当時調べ)
油断大敵だったなぁ〜・・・(当時の話ね。今は、知らない)
ある日の出来事
お寺に行こうと、街を歩いていたわけです。
「どこに行くの?」と話しかけてくる若者。
「あそこのお寺」と答えると・・・
「あぁ、あそこのお寺、今日はお休みだよ。やってないんだ。ブッダの誕生日だから」
と言われました。
「え?!そうなの??そんなことガイドブックに書いてないよ」と思いながら、「親切にありがとう。でも、一応行ってみる。バイバイ。」
彼と別れ、100メートルほど歩いたら、今度はおじさんが話しかけてきました
「どこに行くの?」
あそこのお寺。
「あぁ、今日はやってないよ。閉まってるの。ブッタのお母さんの誕生日だから」
あれ?デジャブ?
っていうか、やっぱりそうなの?
でも、お寺はもう見えています。
閉まっていても、外からでも見たいな・・・と思い、また「わかった。ありがとう、でも行ってみる!」
いよいよお寺の入り口が見えた!というところで、さっきの2人とも違う全然違うおじさんが寄ってきて
「今日、ブッタの弟の誕生日だから、閉まってるよ」
と言ってきた時には、
あ、もう本当に今日は休館日なんだな、と信じたのですが・・・
でも、とりあえずのぞいてみよう・・・と思ったら・・・
めっちゃ開いてる!
ワイドオープン!
この瞬間は、本当に衝撃でした。
タイすげ〜!
まじすげ〜!
ホテルに戻ってから
別行動をしていたMちゃんにそれを意気揚々と報告しようとしたら・・・
(この「別行動があり」っていう発想も、Mちゃんと出会って初めて知った)
Mちゃん、わかってて乗っかってみたとかいう事件をおかしてた!
そう、Mちゃんも同じようなことがあり。
なんとなく怪しいな〜と思いながら、おじちゃんのいう「観光名所」に連れて行ってもらい(みんなこれが目当てだったみたい)
そして、おじちゃんのいう「シルクの名店」に案内されて。
「買うまで、お店出さないよって、本当に大変だった!」
って、軟禁されてた!(驚)
もう、この時点で心臓ばくばくしながら聞いてたのですが・・・
Mちゃんが、
仕方ないから、買ったよ〜
「何にもいらなかったんだけどね、おじちゃんに子供がいるの知ってたから、子供へのお土産にあげた♡
そしたらね〜、なんか別れ際二人とも感動しちゃって、涙ぐみながらハグして別れてきたよ〜」
とか、めちゃくちゃ楽しそうに話しているのを聞いて・・・
あ、人生を楽しむってこういうことなのかもしれない・・・と、これまでの「価値観」が音を立てて崩れて行くのが聞こえましたとさ。(良い子はマネをしないでね)
久しぶりにMちゃんに会いたいな。