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〜始まりの始まりの物語エピソードゼロ〜

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〜始まりの始まりの物語エピソードゼロ〜

いつだって自分の身に起こることはベストだと思っているけど、

どんな嫌なこと
「ベストだった過去にしてみせる」
決めて動くことでしかベストにできなくて

そんな「全部、私次第」な感じがいつだってしんどくて逃げ出したくなって、ワクワクする。複雑な乙女心、青木です。

(まいど)

「あれがあったから、今のワタシがいる」

先日、「普通の主婦だった私が、ゼロから人気講師で起業できた秘訣」というセミナーをしてくださいと、オファーをいただきまして。
(いや、これ、さすがに自分で「人気講師」とかいうの、ちょっと恥ずかしいから、言ってくれた時は嬉しくて「喜んで!」ってとにかく考える前に答えてしまうw)

今回は、「女性起業家の支援」をしているももさんこと、山口朋子さんからご依頼をいただきました。こちらの塾、彩塾でのオンラインセミナー。
https://saijuku.jp/

ゼロから事業を立ち上げた時の話を思い出しながら、セミナーの準備をしていたら、思い出の洪水にやられてしまって。私はどれだけ多くの人の愛を受けて、今ここにいるんだろう・・・と。

今まで書いたことなかったけど、私が起業をするに至った始まりの物語をちょっと書いてみようかな、と思ったりしています。(自己開示チャレンジ)

始まりの始まりの物語

なぜか、私は裕福な家庭に生まれたイメージがあるらしいのですが。(留学したりしてるからかな?どうやってむりやり行ったかの話も今度してみようかな)

私の物語は、実は「借金」から始まっています。
私が3歳の時に、父親が他人の借金を引き受けてしまい、それがそのまま私の家を苦しめることになりまして。本当に気が優しくて、ついつい人を助けてしまう、そんな父が今は好きですが、それなりに大変でした。

なので、小さいときはあんまり裕福とはいえず。
お金持ちの友達をうらやましく感じたり、どうしてうちはこうなのかな・・・と思ったり思わなかったりしていたわけです。(おかんが面白すぎて、まあまあ笑いある家庭だった気もする←うろおぼえ)

そんな感じだったので、「これがほしい!」とか、「あれ買って!」とかあんまり言えず。(まぁ、あんまり物欲もないんだけど)

(あれ、買ってくれるまで離さないわよ!)

でも、おしゃれをしたい盛りの時期は安室ちゃん絶世期。
街のマネキンは、みんな可愛くて。
あんなブーツ履いてみたいな・・・。あのコートかわいい・・・。とか指をくわえていたわけです。

私の人生を決めた「お歳暮事件」

我が家のおかん様は、当時資格もなく、勉強から自分を遠くに置いてきた人だったので。(今は違う)
父を支えるために、いろんな仕事をしていて。
肉体労働の大変さは、おかんを見ていて知りました。それでも、ど根性母さんには変わりなく。がんばる人、です。

ある日のこと。
「私、あの仕事するわ!」
と決めてきた仕事が、
「お歳暮の配達」の仕事。

これね。笑えるほどキツイわけですよ。
年の瀬の、忙しい時期。
家にいない人の荷物の配達もしなくちゃいけなくて。しかも、当時1つの荷物につき50円(だったかな?)くらいしかもらえない。

私の住んでいた近辺では、団地が多くて。
5階までエレベーターなしで上がっていって、家にいない場合は、再度荷物を抱えて帰ってくる・・・みたいなことが続出。(しかも、お歳暮だからお米とか重いものもたくさん)もう、クタクタになって帰ってくるわけです。
ひざガクガク。ボロボロの雑巾みたいになって帰ってくるおかんw←ボロボロ具合がひどくて面白いレベル

そんなある日のこと。夜9時くらいだったかな。

玄関のドアが開いたと同時に、めちゃくちゃ泣き顔のおかんが現れて。
アオキ、驚愕するわけです。
気丈なおかんが、泣いとる。
おかんが泣くとこなんて、テレビに出てくる再現VTRで子供が死ぬシーンだけやんけ
(それ、脳内で私を殺してるよね、絶対)

驚きすぎて、じゃっかんどもりながら聞いたわけです。
「ど・・・どど・・・どした?」

そうしたらね。
子どもみたいにしゃくりあげながら、こういうの。
「ゆかちゃんに、コートとブーツ買ってあげようと思って、頑張ってたのに、車ぶつけちゃった」
って。

「え〜ん」って泣くおかん。

「えええ〜!!!」ってなる、私。

動揺。
圧倒的、動揺です。

ハリー・ポッターで、スネイプが味方だったのかもしれないと知った瞬間くらいの動揺でした。#スネイプ、切ない

心に決めたこと

街で一緒に歩いている時。なにも言わないけど、じっと私が見ていた視線の先を見てたおかん。
なにも言わず、「これやる!」と決めてきたおかん。
「そんなんやめ〜や!きつすぎる!」とか当の娘に言われても、歯を食いしばって階段登りしてたおかん。
クタクタになりすぎて、車をぶつけちゃった時のショック情けなさにこらえてたものが、全部出てきちゃったおかん。
なんか、切なくなりすぎちゃって。

とりあえず、勢いで
「私のアルバイト代で治してあげるから!!!」
って叫んだんだけど。(なんでやねん!)

その時、心に決めたことがこれ。




この人のことは、絶対に幸せにする。

長い年月を経て、この決意が私を苦しめたこともあったし。
私の力で「人を幸せにする」ということが、ちょっとおかしな発想だったということも、知るに至ったけど。

それでも、あの経験があったから、私は「起業する!」に至り。
この人の笑顔をみたい一心で、自分に挑むことができた。
そして、今私は自分にしかできない仕事を見つけて、愛する仲間に囲まれ、あの頃思いもしなかった地に住んでいる。

どんな悩みも、どんな苦しみも、
「これがベストだった」
と、いう「結末」に持っていく人は自分しかいない。
(あ、ちなみに、借金返した!歓喜!)

あぁ、そうだった。そうだった。と、昨日は、聞いてくださっている人に伝えながら、再度確認できる、本当に豊かな時間でした。

起業するまでの私のドタバタ劇、読んでみたいっていう人がいたら書いてみようかな。
いや、ホントにぽんこつすぎてへなちょこすぎて、失笑しかないけど。誰かの勇気になるなら、それは嬉しいかも。

あ、嬉しいついでに、FBにアップしてくれた感想で、嬉しい・・・!ってなったところここに貼っちゃう。つらい時に思い出して、にやにやしようと思います。

おしまい

続きが気になっちゃった方へ

「ない前提」だったワタシの話(全10話)も書いてみた!

 

嬉しかった感想ラインナップ(完全に、私用)


彩塾主催のももさんは、「他人想い」を実践していて、本当にステキな人。

(そうだったんだ・・・。嬉しみ)

ももさん、ご参加のみなさま、本当にありがとうございました!(感謝)

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