能楽について学ぶ会 を開催してみたら興味深すぎてうなった話。
2019年12月10日。念願の「能楽について学ぶ会」を開催しました^^
すてる英語くらぶのイベントとして、zoomでの開催です。
(すてる英語くらぶについては、こちら)
日本文化について学ぶ機会を設けてからかれこれ6年近く。
これまで、相撲や歌舞伎、お茶や浅草の歴史などなど、色々なことを学んできました。
が!
ずっと希望していながら中々先生が見つからなかった分野。
それが・・・
能楽!
出会ってしまった
長らく「能楽〜!」と言っていたのですが、まさか、シンガポールで能楽を教えてくれる先生に出逢えるとは。笑
それが、未波先生!
(舞ってる未波先生)
シンガポールで、能楽パフォーマーとして活躍されている方です。
その舞を一目見て、「これは!」と思い、お願いしたら・・・快諾してくださいまして!(驚)
めちゃんこ嬉しい・・・!
前半は、「能楽」についての勉強
一言に「能楽」と言っても、本当に学べる内容ってたくさん。
・わからない
・つまらない
・眠くなる
これを解決する方法から学びましたw
・分からない→予習していって!予備知識を足すことが大切!
・つまらない→興味を持てそうなものを選んで!
・眠くなる→動きが少ないものを避けよう!
などなど。具体的に知れば知る程、興味がわきます・・・。
能楽の基礎知識
・「能」と「能楽」が違う!とか。(「能楽」の内訳に「能」があるからややっこしい!)
・「狂言師」という呼び方が違うとか。
・「シテ方」と呼ばれるのが、「主役」の人たちで、一度「シテ方」としてスタートさせたら一生その役割しかできないんだよ!とか。
中でも一番「へ〜!!!」となったのが、これ。
↓
この左の通路の前にある松!
あんまり気にしてなかったけど・・・サイズが違うんだって!
左側から、小・中・大 のサイズになってる!ほんとだ!
実は、これ。
「時間の経過」や「距離感」を視覚的に表している
とのこと。(驚愕)
左側にいる時が、「過去」
右側が「今」
遠近法みたいに見えるようにしていると・・・
視覚効果!
演目によってその「時間」は色々だけど、「100年」とかを表したりすることもあるらしくて。なんてこった!
深すぎる!
そして、知らなかったら、わかんない!笑
なので、天狗の役の時なんかは、左側(過去)にいる時はゆっくり動いていて、右側(今)に至るころに早く動いて表現したりするんだって。
へ〜・・・!
ほ〜・・・!
これ以外にも、「幕」の上げ方ひとつについても、色々あることを知り。能楽ストーリーの人気のある典型的な型も教えてもらい。お雛様と能楽を絡めたトリビアとか。
もう、ずっと、「へ〜・・・!」が止まらないw
そして、後半
後半は、英語!の回です。
今習ったことの中で、
「日本語にしにくいところ」
をピックアップして、英語に変換する練習をします。
「正解」を知ることよりも、「自分でいくつも言える」ことの方が大事。
ということで、自分なりの「こんなんどう?」を、日本語ペラペラネイティブの先生にぶつけるというぶつかり稽古w
(これで、いいね!をもらって喜ぶ顔が大好き♡)
これも、本当に毎回思うだんけど、「学びが止まらない」
英語にしようと思った時に、「抽象度の高いこと」であればある程、
「観に行ったことがないから、表現できない」
ということがあって。
やっぱり、イメージできることは英語にしやすいんだな・・・と、実感しました。
今回は、
「(能を観に行く前に)予備知識を足しておくべきだよ!」
を英語化。
knowと能が、同じ発音だから、混乱しやすいことに気がついたり。
じゃあ、どうしたらいいのか?ということで、
You should know about Noh.
ではなくて、
You should study Noh before watching it.
とか、
You should learn about Noh.
にしてみたりとか。
あとは、日本語でも使う「ググレカス」みたいに使う「ググる」。
You should Google Noh and get some information about it.
なんていう表現もできるよね!と。
shoudが、「きつすぎるように感じる」という場合は、「I reccomend」を使ってみたりするメンバーも。
(それいいね!をもらった瞬間♡)
本当に、ひとつの表現をいっぱい広げていく過程って、学びで溢れてる。
あとは、私が一番「へ〜・・・!」だった前述のこれ。
「3本の松は、時間の経過を表してる」
これを英語にしようと奮闘w
みんな「時間の経過」という名詞をそのまま「英語の名詞」に当てはめようとして苦戦するので、「コア」を掴んで、要するにどういうことなのか、と向き合うこと。「文章で言ってみて〜!」と練習しました。
例えば、
The small tree is the past, and the big tree is the present.
(小さい木が過去で、大きい木が現在)
もっと説明すると、
The three trees are different sizes.
(3つの木はサイズが違っていて。)
The small one means many years ago, and the bigger one means now.
(小さいやつは、かなり前を意味していて、大きいやつは今を意味してるんだよ)
みたいにも表現できるし。これ、
Those three trees show the passing of time.
みたいにズバッということも「パッと」出てきたらオッケーだけど、出てくるまでに時間がかかるようなら違うアプローチを試した方がいい。
「英会話において、沈黙は致命傷」
今回も、それを腹落ちさせるすごく良い機会だったな〜と思いました^^
結論
毎回イベントをするたびに思うのですが、知らないことを知っていくって、本当に楽しい♡大人になってからの学びって、贅沢だな〜・・・と思います。
これはもう、観に行かなきゃだめでしょ!
ということで、12月のリアルイベントでみんなで観に行くことにしました〜^^
楽しみすぎる・・・♡
また、実際に観に行った感想もシェアしますね^^
未波先生、ご参加のみなさま、本当にありがとうございました〜!
(未波先生オススメの「土蜘蛛」を表現w)
では、また!