発音の練習を「最初に」やってしまうと挫折するワケ
この間行ったヨガ教室。
ヨガというよりも、むしろもう、筋トレだったワケですよ(始まりかた)
先生がね、
「ポーズを取りながら、シェーキングしだしたら、それは無理してるから気をつけて!」
っていうんだけどね。
何してても震えますけど?!
あまりにもキツくて、
「入会する?」
って聞かれた時に、
「月に・・・2回くらい・・・なら」
って答えたら、
「え?週に2回じゃなくて?」
と、5回聞かれました、青木です。
(コミットできない・・・)
さて
このヨガ教室、シンガポールのモールの中にあるんだけど。
帰り道にね。
エスカレーターに乗ってたら後ろのイギリス人っぽい親子が、
チーズと地図の発音の違いを話していて。(多分娘が日本語クラスに通ってる)
シンガポールって、結構日本語が聞こえてくること多いから、つい聞いちゃったワケですよ。
「今日日本語のクラスで習ったんだけどね!チーズは、ピザにつけるチーズで、地図はマップなんだよ!」
と意気揚々と説明する娘。(推定10歳)
その娘の勢いに隣のママさん
「え?チーズ?チズ?チズ?チーズ?」
と、エンドレスに「チズチズ」繰り返してました。
何回聞いてもわからない!
なんて難しいの!
ってママが言ってるんだけど。
これ、日本人の私ですら、多分文脈で判断してるよな、と思ったワケです。
例えば、チーズ買ってく?って、スーパーで言われたら、「地図」は探さないし。
旅行に行こう!っていう時に、「地図持って」って言われて、冷蔵庫は開けないし。
(たまにありそうだな、私の場合って今書いてて反省したけど)
英語も同じ
英語の発音とかでも、こういうことっていっぱいあるよね。
特に、「lice」と「rice」
お米が「rice」で「lice」がシラミ(驚くわ)
それで、日本人は「R」と「L」の発音が苦手だから、「お米」を頼もうとしたら全員「シラミ」になるっていうね。
でもさ・・・
シラミ出てきたことありますか?
レストランで?
ハンバーグステーキですね!かしこまりました!パンにしますか?ライスにしますか?
あ、じゃあ、ライスで。
「オーノー!シラミ!シラミって言いましたよね?今。うちは、シラミなんて置いてないですよ!」
って、キレられたこと、ありますか?!
って、いっつも思うワケです。
本当に、
「地図」の発音を完璧にすることより、4つ言い換えながら、相手に情報を与え続けた方が早いと思う。
4つの言い換えは、ここに書いてあるよ〜^^
さらに
娘の学校では、英語しか話さない先生と、中国語の先生がいるんだけど。
最初の年は、ものすごい勢いで中国語のレベルが上がったのを感じたんだけど、次の年に先生が変わってから、全然中国語を話さなくなってしまって。
しかも、楽しそうじゃないの。中国語に対して。
なんなんだろうな〜・・・って思ってたら。
この間、その理由が判明した!
新しい先生、「リーディング」ばっかりさせてたっていう・・・。
そして、それを読ませては、
「その発音違う!」
「正しい発音は、これ!」
って、何度もやり直しされていたみたいで。
「また間違えるんじゃないか」って不安だったようです。
思うこと
1番大事なこと=物事のコア
本当に大事なこととか、本質って、意識してないと忘れちゃう。
語学を学んでることの本質って、「コミュニケーションを楽しく取りたい」ってことじゃないのかな・・・って思うんだけど。
発音が悪いと、カッコ悪い!とか。
日本人の発音じゃ全然理解されない!とか言われて、つい「目の前に現れた敵」と戦いがち。
結果、費用対効果の悪い勉強や練習をしてしまうことって、本当に多いよね、と思う。
特に「不安」がモチベーションだと、それは起こりやすい。とっても。
そして、「不安」を感じている時点で、言葉の習得って遅れると思う。
いつでもどこでも、「楽しい!」が大事なんじゃないかな。
多分ね、「発音が悪くて伝わらない」って悩む人。
相手に与える情報が少なければ少ないほど、「正しい発音」が必要になってくるから。
そっちを正すの時間もかかるし。
まずは、「情報をいっぱい与える」っていうことをやってみて
それができるようになってから、発音の練習をすると効率いいと思う!
うまくいきますように!