悲しい気持ち
とても悲しくて、青い空を見ても、大空を飛ぶ飛行機に目を向けても、頑張って明るく振舞っていても、突然なんだか涙がこみ上げてしまうので、自分の気持ちを整理するために書こうと決めました。
今、これを書かないと、ずっとなにも発信できないような、気が遠くなる感じがまとわりついていて。
なので、整理できてないけど、書いてみます。
実は、今月、とてもとても大好きな生徒さんが、この世を去りました。
私と出逢った時は、すでに癌の告知をされていたのですが、
「自分で治す!」と決意した、その横顔は、凛々しく、美しく、自分の弱さも強さも知り尽くした笑顔は、私にとって癒しそのものでした。
CAという職業柄、英語を話して当たり前と思われていたこと。
でも、苦手意識が消えなくて、とても悲しい想いをしてきたこと。
この休職中に、チャレンジしようと思っていること。
そんなことを1日講座にいらした時に聞かせてくれました。
その後、4ヶ月マスターコースにもお申し込みくださって。
「自分が伝えたいこと」を棚卸しする過程で、すごい勢いで体調を良くしてきたこと、気持ちの持ち方が本当に大切だと気がついたことを、話してくれました。
その目はキラキラと輝いて。
生きる喜びにあふれていて。
一緒にいるだけで、幸せな気持ちになる。
彼女のことを考えるだけで、勇気をもらえる。
そんな存在でした。
あまりにも魅力的で、そして、彼女自身がその魅力にまだまだ気づく余地がありすぎて、「私、こういう人の役に立ちたいんだった!」と心が震えました。
彼女のような人が、「英語」という翼を持ったら。
どこまで飛べるんだろう。
みてみたい。
心が躍りました。
1日講座が終わっただけで、「『英語』と聞くだけで震えてきます。」と言っていた彼女が、後日、野球観戦で隣に座った外国人と英語で話が盛り上がった!と喜びの写真を送ってくれました。
なんていう行動力なんだ!と一緒になって喜んだ日を思い出します。
彼女のような人が、どんなことを考えて私を選んでくれたのか、アンケートをお願いしたことがあります。
この答えと一緒に届いたメッセージが、「ラブレターのようになってしまいました♡」でした。
なぜ、「青木ゆか」を選んだのでしょうか? という質問の答えが、
唯一無二の講座だと思った為、青木さんの講座を選びました。
英語の先生としてだけでなく、一人の女性として魅力的な方だと思いファンになりました。
でした。
「唯一無二」ということばが、とても重く、そして、「英語の先生」の枠を超えた言葉に感激したのを覚えています。
でも、私は、彼女に「唯一無二」として選んでもらっただけのことができたのだろうか・・・と。
一人の女性として、もっと関わることができたのではなかったのか・・・と。
還らぬ時間を思っては、チクチクと胸が痛むのです。
いつも、「後悔のない人生を生きよう」と思っているのに。
うっかりすると、すぐ、明日が来ることが、当たり前だと思ってしまう。
なんとなく漠然とした「いつか」を繰り返してしまう。
元気になると信じてた。
また会えると。
元気になったら、彼女の紹介してくれた、これまた大好きすぎるKさんと、英語合宿をしながら旅をしてみたかった。
天使のような笑顔。
ちょっとお茶目な性格。
ノリがよくて、優しくて。
4ヶ月マスターコースのメンバーが誕生日だと知ると、「なにかしましょう!」とメッセージを送ってくるその心遣い。
頑張り屋で、人間らしくて。
思い出すと、泣けてくる。
悲しいよ・・・
悲しいよ・・・
と、思っていて、気がついた。
私、彼女のことが、大好きなんだな。
深い悲しみは、大好きな人だからなんだな。
「悲しい」は、「自分の中にある愛」に気づくためのものだとしたら?
奇しくも、アンケートには、
私が「受講生みんなに愛情をもって接して下さっているのが伝わってきます。」と書いてあった。
それを見て、少しだけ救われた。
確かに、好きだ。
めちゃくちゃ愛情ある。
だから、こんなに悲しいんだ。
じゃあ、悲しくていいってことなのかな。
だって、大好きだったということだから。
私の中に、「生徒さんとして出逢ってくれた人が、とっても大事な人」というここまでの愛があったんだということを知れた。
あなたが書いてくれた、この文章を読んでいたら、涙が溢れるのです。
あなたは、どれだけ私に多くのものを与えてくれたんだろう、と。
彼女が「好きだ」と言ってくれた、「青木ゆか」を生きたくなる。
自分の生き方や考え方にまで影響を与えてくださった、と言ってくれた、あなたの言葉に、背中を押される。
あなたのお陰で、私は、もっともっと「いま」を意識しながら生きれる人になれそうです。
大事に大事に、生きれそうです。
戦い続けたあなたが、とても安らかに、眠りについていることを祈ります。
お疲れさま
そして、大好きだよ