パラレルワールドで待ち合わせ ヤメラレナイトマラナイ危険な本
決断することから逃げ、行動することを怖れ、自分の人生に責任を取りたくなくて、でも何者かにはなりたくって・・・。
変わった気になって、でもやっぱり変われなくって、もがいてない振りしてめっちゃもがいてた・・・。
そんなあの頃の俺に、未来の俺が伝えたい物語。(エピローグ)
気になっていたこの本を読みました。
パラレルワールドで待ち合わせ
白石泰三(サンマーク出版)
これ、実話なんだ。ふ〜ん・・・って、読み始めて気がついた!
私、この話リアルタイムでブログで読んでた!
この方のブログ
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野引香里さん
このブログ、開くたんびに「天才かっ!」って思うんだよね。
もう、表現が尋常じゃなく面白くて。
どんなことも「笑い」に変えるその文才に、「恋するわ、これ」って思ってた方。
その彼女が、台湾に旅行に行っていて、前日に付き合った彼が交通事故に会ったという報告がブログに載っていて。(っていうか、前日って!って思ってた)
不安な気持ちを表現してるのに全然嫌な感じがしない、その文才に感動したりして。
その後、なんとなくブログから遠のいていたのですが、最近FBでこの本が紹介されているのを見て。
彼女の物語だとは知らなかったんだけど「あ、なんか読んで見たいかも」と手にしました。
そしたら、あの話の詳細が書かれていて・・・
食べちゃダメだ・・・と思ってたコンソメパンチのポテトチップ開けた時みたいに止まらなかったよ。(コンソメパンチって、中毒物質入ってるんじゃないかと思うよね)
こんなに止まらない本って、珍しい!
結論
あのブログの文才が、余すところなく発揮されていて。
もうね、惚れ惚れします。
こんなんとか(p.2047)
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要するに『意識は現実化する』ってあれでしょ。小林製薬が「会ったらいいなをカタチにする」って言ってるようなもんじゃないの
こんな風に色々表現できたら、本当に楽しいだろうな〜
って、彼女を褒めてるけど、彼女は「執筆協力」のようです。
著者は、事故を起こして臨死体験をした、「彼」の方。
どちらも、文才の塊。
表現力だけでも、かなり吸い込まれます。
大好きなところ
この本を読んでいて、
「あ!すごい分かりやすい!」
って思ったのが、臨死体験した彼が、パラレルワールドに行った時のこと。
(って書きながら、おいおい、ものすごい自然に書いたけど、「タイに行った時のこと」くらい自然に表現してる自分が怖い)
なんかね、「自分が死んじゃった世界」と「助かった世界」の二つを体験したんだって。
それで、前者の世界の時は、
「死にたくない」
って強く思ってて。
「死にたくない」って思っている時は、「生きる」っていうことがイメージできなくてそのままダメになっちゃったって。
でも、「助かった世界」では、彼女のことを思い出して、
「生きたい」って強く願ったって。
そしたら、助かったっていう話。
もうこれ、めっちゃ感動しちゃって。
本当にちょっとした違いなんだろうけど、全然違う結果がついてくるよねって。
「ブスになりたくない」って思うと、「かわいい」がイメージできないから可愛くなれない。
「可愛くなりたい」って思うと、「かわいい」がイメージに湧いてくるから可愛くなる。
みたいな。
「不幸になりたくない」だと「幸せ」がイメージできないから、幸せになれない=不幸がくる
「幸せになりたい」だと、「幸せ」をイメージしてるから幸せになる
なんでもそうなんだろうなって。
その先にあるもの(ここでは彼女)をイメージすると、「生への執着」が生まれるんだろうなって。
「死なないことへの執着」じゃあ、うまく働かないんだね。
あ、だからか・・・。
「失敗したくない」「恥ずかしい英語話したくない」だと、絶対話せないのはここにあるのかも。
「楽しく話したい!」ってワクワクしてると、話せるってやっぱりそうなのかも。
それ以外にも、「知らない間に自分がしている反応」とか、表現豊かに記されてて。
スピリチュアルモリモリなんだけど、主人公の彼がそもそもスピリチュアルアレルギーみたいな立ち位置で書かれてるから共感しながら読めると思う。
面白かった〜!
いつか、ノビッキさんに会ってみたいな(あまりにも本質突く人で怖いから、遠くから見るだけでもいいw)